2026.06.18
「砂糖は麻薬より危険」って本当?
2026.06.25UP
6月に入り天気も良く、暑い日も増えてきました
札幌もようやく、ゴルフも半袖で回れるようになってきましたね
こんにちは
健康応援トレーナーの山谷みきおです
目次
「砂糖は麻薬より危険」って本当?
「砂糖が麻薬より危険だなんて、大げさな…」と思うかもしれません。しかし、ある海外の研究では、高濃度の砂糖水を吸わせたマウスと、コカイン(麻薬)を吸わせたマウスを比べたところ、なんと「9割近くのマウスが、コカインよりも砂糖水を選んだ」という衝撃的なデータがあります。
それほどまでに、砂糖には強力な「依存性」があるのです。
1. あなたがやめられないのは「脳が騙されている」から
「どうしても甘いものがやめられない」「お腹はいっぱいなのに、食後のスイーツは別腹で食べてしまう」 そんな経験はありませんか?
これは、あなたの意志が弱いからではありません。あなたの「脳」が砂糖に騙され、ハイジャックされている状態なのです。
砂糖を口にすると、脳内で「ドーパミン」や「セロトニン」といった、強烈な快楽や幸福感をもたらす神経伝達物質がドバッと分泌されます。脳はこれを「ものすごく良いことが起きた!」と学習するため、一度その味を覚えると、何度もその快楽を欲するようになります。
そして、砂糖が切れてくると、脳はエネルギー不足だと勘違いし、「イライラする」「集中力が切れる」「ソワソワして落ち着かない」といった、まるで禁断症状のようなサインを出します。 このイライラ感が出たとき、また甘いものを食べて落ち着かせる……という行動を繰り返しているなら、それは立派な「砂糖中毒」です。
体に必要だから欲しているのではなく、脳が快楽を求めてあなたを騙しているだけ。まずはこの「正体」を冷静に知ることが、中毒から抜け出す第一歩です。
2. 「疲れたから甘いもの」の嘘:一時的な元気と、その後に来る代償
ビジネスパーソンや経営者の方に特に多いのが、「頭を使ったから」「疲れたから」という理由でチョコレートやエナジードリンクに手を伸ばすケースです。
確かに、甘いものを食べると一瞬で頭がシャキッとして、疲れが吹き飛んだような気がしますよね。しかし、残念ながらそれは一時的な錯覚であり、医学的には全く意味がありません。
砂糖を大量に摂ると、血液中の糖分のパーセンテージ(血糖値)が急上昇します。これが一瞬の「元気」の正体です。しかし、急激に上がった血糖値は体にとって非常に危険なため、今度はそれを下げるために「インスリン」というホルモンが大量に分泌されます。
すると、上がった時と同じ勢いで、今度は血糖値が急降下(血糖値スパイク)します。 この急降下のタイミングで、食べる前よりも激しい疲労感、強い眠気、そして「もっと甘いものが欲しい!」という猛烈な欲求に襲われるのです。
疲労を回復させるどころか、体と脳を乱高下に巻き込み、さらに疲れやすい体を作っているだけ。疲れたときに本当に必要なのは、砂糖ではなく、しっかりとした食事(タンパク質やビタミン)と、質の良い睡眠です。
3. 最も警戒すべき悪魔の水分「果糖ブドウ糖液糖」
砂糖そのものも注意が必要ですが、現代の食生活において、それ以上に危険で絶対に避けてほしいものがあります。それが、清涼飲料水や市販のジュース、缶コーヒー、スポーツドリンクなどのパッケージの裏面に必ずと言っていいほど書かれている「果糖ブドウ糖液糖(またはブドウ糖果糖液糖)」などの異性化糖です。
これは、トウモロコシなどのデンプンから人工的に作られた、非常に安価で強力な液状の糖分です。
何がそんなに危険なのかというと、「液体であるため、消化の手間が一切かからず、恐ろしいスピードで体内に吸収される」という点です。 固形物のチョコレートを食べるよりも、ジュースを1本飲む方が、一気に血糖値を爆上げします。
さらに、この液糖に含まれる「果糖」は、血糖値を上げにくい性質がある一方で、ダイレクトに肝臓へ運ばれて「内臓脂肪」に変わるという最悪の特徴を持っています。つまり、飲むだけで脂肪肝になりやすく、体が恐ろしいスピードで「糖化(サビること)」していき、老化や病気のリスクを跳ね上げます。
暑い日に冷たい清涼飲料水をゴクゴク飲むのは最高に美味しく感じますが、それは体に「悪魔の水分」を注ぎ込んでいるようなもの。水分補給は、水や麦茶をベースにすることをおすすめします。
4. 「あのマッチョがコーラを飲んでいるからOK」の大きな誤解
時々、ジムやSNSなどで、筋肉隆々のトレーニー(筋トレをしている人)やアスリートが、トレーニング直後にコーラを美味しそうに飲んだり、大福などの和菓子を食べたりしているのを見かけることがあります。
「ほら、運動している人もコーラを飲んでいるんだから、少しくらい大丈夫でしょ?」と思って真似をしてはいけません。ここには明確な理由の差があります。
彼らがコーラを飲むのは、「極限まで激しいウエイトトレーニングを行い、筋肉の中に蓄えられていたエネルギー(グリコーゲン)が完全に空っぽになったから」です。 空っぽになった筋肉に、大至急エネルギーを送り込んで筋肉の分解を防ぐために、あえて吸収の早いジュースや糖質を「狙って」摂取しているのです。
言わば、激しい運動によって「糖質を受け入れるためのシート(受容体)」が一時的に全開になっている状態です。この時だけは、糖質を食べても太りにくく、筋肉の回復に使われます。
しかし、日常生活でそこまで筋肉を追い込んでいない一般の人が同じことをすれば、その糖質は行き場を失い、100%脂肪として蓄積されます。 彼らにとっては「計算されたガソリン補給」ですが、動いていない人にとってはただの「毒」になってしまうのです。
まとめ:脳の騙し絵から抜け出し、本物の健康を手に入れよう
私たちの体や細胞は、日々口にするもので作られています。 以前のブログで「1gあたり9kcalある油の選び方」や「筋肉を削らないためのタンパク質の重要性」をお話ししてきましたが、この「砂糖との付き合い方」も、健康的な体づくりにおいて絶対に避けては通れないテーマです。
砂糖を完全に人生から排除するのは難しいですし、たまの楽しみに食べるスイーツまで否定する必要はありません。 大切なのは、「あ、いま自分の脳は、疲れを理由に砂糖を欲して騙されようとしているな」と一歩引いて気づけるようになることです。
・ジュースや清涼飲料水は今すぐ見直す
・「疲れたから甘いもの」の悪循環を断ち切る
・必要な栄養(タンパク質)をしっかり摂って、脳を内側から安定させる
これらを意識するだけで、イライラ感は消え、日中の集中力やビジネスのパフォーマンスは劇的に向上します。
「そう言われても、やっぱり甘いものがやめられない…」という方は、もしかしたら体内のタンパク質やミネラルが不足しているサインかもしれません。そんな時は、ぜひジム(EXEBIT-M)で気軽に私に相談してくださいね。
正しい知識を身につけて、脳に振り回されない「本当に冴える体」を一緒に作っていきましょう!
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